人間関係の悩みでよくある事例

多忙な介護職が抱えやすい悩みでよく耳にするのが人間関係のトラブルです。
介護施設の利用者やその家族との関で起きる人間関係のトラブルだけでなく、同僚との間のトラブルも少なくありません。
介護職はチームワークが重要であり、他のスタッフとの連携は重要です。
しかし、仲間同士で働く時間が長くなればなるほど、人間関係の問題は発生しやすい傾向にあります。

私がよく聞く話は、職場に派閥が形成されており、派閥同士が陰険な雰囲気にあるケースです。
しかも、いずれかの派閥に入らなければ、一人ぼっちで孤独を感じると言います。
また、影で悪口を言われたり、嫌がらせをされたり、忙しい時でも協力してもらえないなどの悩みも少なくありません。
このような場合、原因が相手側にあるのなら、自分の努力だけでは解決するのは困難になります。
ですから、思い切って人間関係が良好な職場に転職する選択肢も考えてみましょう。
インターネットで気になる介護施設の口コミをチェックしたり、事前に介護施設の見学をしておけば、職場の雰囲気をある程度感じ取ることはできるはずです。
<<参考:人間関係に悩む介護職のあなたへ>>

ただし、人間関係を悪化させた要因が自分にある場合は、自分自身が気づいて対処するしかありません。
自分自身の言動を振り返って、相手に失礼な態度を取っていないか考えてみましょう。
たとえば、相手から挨拶をされても返さなかったり、いつも素っ気ない返事をしていたり、嫌なことがあるとすぐに顔に出したりしていれば、人間関係は悪化してしまいかねません。
転職を繰り返しているのに、どの職場でも人間関係の悩みが発生するという人は、自分自身に原因がないかを探ってみましょう。